被爆ピアノコンサートを開きました

こんにちは。JIPPOの厚地です。
8月5日に龍谷大学アバンティ響都ホールで「福島原発被災地支援 被爆ピアノ演奏会」を開きました。
被爆ピアノは広島爆心地から2キロ足らずの距離で被爆し傷だらけになりながらもなんとか残り、調律師の矢川光則さんの手元にわたって今なおその音色を響かせている貴重なピアノです。

演奏会は雨の中にも関わらず、約150人の方が来てくださいました。
幕が上がるとピアニストの福田直樹さんが祈りを込めてバッハの前奏曲「アリア」を奏で、矢川さんがピアノに託した平和への思いを語りました。

戦争で国を失った苦しみと未来への希望が描かれているというショパンの「英雄ポロネーズ」やバーバーのピアノ・ソナタより「フーガ」はピアノが懸命に平和を訴えいているように聞こえました。

曲の合間に「福島の現状」や「原子力と私たち」をテーマにした話を交えます。会場の一人ひとりが平和や原子力について考える時間になったらうれしいです。
演奏後は被爆ピアノとの触れ合いコーナーを設け、実際に触ったり弾いたりしてもらいました。
ガラスの破片の傷跡や、よく響く音に驚いた人も多かったです。

矢川さん、福田さん、素晴らしい演奏会をありがとうございました。