スリランカ バッドゥラ地区での地滑り災害について

 スリランカ中央部のバッドゥラ県で、10月29日朝、大規模な地滑り災害が起きました。
JIPPOがフェアトレードを行っているハプタレー市もバッドゥラ県にあるため、現地の様子を確認したところ、グリーンフィールドやニードウッドの茶園、ハプタレーの街は被害が出ておらず、皆さん無事との連絡を受け、ひとまず安心したところです。
 地滑りはハプタレーの街から南側のコスランダ方面に2キロほど離れたMeeriyabedda Estateで起きています。70世帯ほどの茶園労働者の家が土砂で埋まり、これまでに少なくとも10人が亡くなり、250人以上が行方不明と報じられています。午前中に起こったため、子どもたちを学校へ送って家に戻った家族が犠牲になりました。学校にいた75人の子どもが取り残されており、孤児になるかもしれません。周囲の地盤も弱く、災害の拡大も予断を許さない状況です。
 JIPPOの会員の方からも心配するお問い合わせをいただきました。今後も動きがあり次第お伝えしてまいります。
 (JIPPO 高木)